現実的な症状には現実的な対応ですむ場合がありますが、非現実的で病理性の高い症状には、それに対応する療法とセラピストの枠組みも非現実的にならざるを得ない。
カウンセリングは現実的な問題を主題とし、扱われる問題は通常依頼者の性格や病理に関するものではなく、実生活での他者や社会とのかかわりに関する日常的な問題である。依頼者が内的な問題としてとらえている場合でも、それが対人関係的な問題に還元することができるのであれば、カウンセリングの形式で扱うことが可能です。
リソルサでは、主にEMDRによる心理療法サービスを提供しているので、依頼者の病理に対してアプローチしていくのに、イメージの世界などを用いた非現実的な方法を用いることもあります。主に提供しているのはEMDR心理療法ですが、心理療法を求めて来られた方の中にもそれぞれの事情があり、その方の置かれた現実が非常に過酷な場合など、まずは過酷な現実に立ち向かえるようにするためのカウンセリング的な対応から始めていく場合もあります。依頼された方の求めに応じて柔軟に解決に向けた働きかけを進めていきます。